高校時代の仲間である信、美穂、雄介、花奈、俊夫、倫太郎はもともと仲間であった下田幸太に対して壮絶なイジメを繰り返していた。大人になった彼らは、何者かから復讐を受ける。犯人は幸太ではないかと彼らは推測するが、一体犯人は誰なのか?
幸太は精神科医の奥仲先生に呼び出され、入院していた当時の状況を聞かされる。幸太の友達となるような人物は当時誰もいなかったというのだ。復讐犯だと考えていた友達は、幸太が作り出した妄想の可能性があるという事実を受け入れられない幸太はその場に倒れてしまう。
悪魔の13巻、スタートです!
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13巻ネタバレ
気絶した幸太をひざまくらする奥仲先生。
「私が助けてあげる」1人つぶやく。
運ぶために車椅子を取りに部屋の外に出る奥仲先生。
車椅子を取り、幸太のもとに戻る中、奥仲先生は幸太がこれ以上誰かを傷つけないように助けたいと、幸太の精神異常による一連の復讐劇だと思っていた。
部屋に戻ると、幸太が二人いる!?
復讐犯の男が幸太の側にいた。
「はじめまして、奥仲先生」
奥仲先生は気が動転しながらも、男に誰なのか尋ねる。
男は、幸太がいつも言っていた友達がと言った。
男は奥仲先生に歩みを進めながら、
「僕は実在する」「幸太の妄想が起こした事だと決めつけている」
「そして先生は幸太に何をしようとしていたのですか?」
どんどん近づいていく男。
奥仲先生は腰を抜かしながら部屋の外の廊下に座り込む
先生は「幸太を助けたい」男も「同じですよ。本来の幸太に戻してあげたい。」と言った。
男はへたり込む奥仲先生の口元に手をかけ、「幸太はあなたの弟じゃないんだよ。」と言う。
そのまま奥仲先生は気を失った。
場面は奥仲先生の若い頃に戻る。
病院に勤務医として働いていた奥仲先生は、1人でも多くの患者を救おうと懸命に働いていた。
ふと目に止まった患者がいた。今日から入院する少年で一家心中事件の被害者だという。
仲睦まじかった家族が、練炭自殺を図ったが唯一長男のみが生き残った。その少年だというのだ。
奥仲先生は一瞬少年と目が合った。
院長室に呼ばれた奥仲先生は院長より、一家心中事件の少年の担当を任せたいと切り出した。
院長は事件の経緯を話し出す。
少年の家の異変に気づいたのは新聞配達員だという。通報後警察が家を訪ねると、少年は食卓で食事をしていたというのだ。ハエが舞う食卓で、家族の遺体と共に…。
少年は家族と日常生活を送っていたようだった。
事情聴取でも何も答えられず、虚空を見つめて事件の記憶に蓋をしている様子だったというのだ。
そして、奥仲先生が担当する理由は少年からの指名だというのだ。
理由は、少年の亡くなったお姉さんに奥仲先生が似ているからだという。
数日後、少年との初めての面会がやってきた。
少年は穏やかに座っていた。そして唐突に先生の付けている時計が男物かどうか聞いてきた。
理由は亡くなったお姉さんにもらった時計に似ていたからだという。
歳が離れていたが優しかった姉が突然目の前から消えたことことに虚無感を感じているという。
奥仲先生も泣いていた。
気を失っていた奥仲先生の目が覚める。男に助けたいんでしょと言われ、小さい声でそうねと答える。
目が覚めた幸太の前に立っていたのは下着姿の奥仲先生だった。
(14巻に続く)
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13巻感想
考察が難しい。幸太と男はやはり別人なのか?奥仲先生も妄想を見ているのか?
奥仲先生の過去も深そうですね。幸太がお姉さんの話をした時に、奥仲先生の高校生時代?くらいに目の前で首を吊っている人の前で泣いている描写があったので、もしかしたら奥仲先生の弟は自殺してるのではないでしょうか。
姉を亡くした弟と弟を亡くした姉。2人の絆が強まりそうな人生背景ですね。
「悪魔だった君たちへ」是非読んでみて下さい!
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