けだものたちの時間~狂依存症候群~7話を紹介していく!
拉致監禁・暴行犯とモデルの同棲が続いている。
肉体的にも精神的にも凄惨な仕打ちを受けたのにも関わらず、幼少期に虐待を受けていた過去がシンクロしたことで、絆が芽生えてしまった主人公と犯人。
主人公の心の変化が絶妙なタッチで描かれているこの作品。
主人公は監禁生活を続ける中で、打ち解けてきた犯人と拉致されて以来、初めて外出する。
外出後に主人公は、犯人に何を思う!?
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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7話ネタバレ
監禁から5ヶ月。
普通のカップルが同棲しているかのような生活を送り出した二人。
普通に出会ったら絶対に付き合うことのない関係。
モデルとしがないコンビニ店員だ。
自分が出ていた雑誌を見て、同じモデルたちが活躍しているのを見ると、現実を思い知らされる愛理。
自分の手に入れた人生はどうなってしまうのだろうと落ち込む。
体型維持やメイクに関しては怠らない愛理だが、その様子を見て今井は、モデルに戻りたいのかを愛理に聞くのだが…。
今井は愛理はもう何も考えなくていいと思っている。
このまま、自分に管理されて生きていけば、愛理は幸せになれると信じていた。
愛理の思いは少しずれているのだが、それでも同じ境遇である今井への思いは確実に変化していた。
ある夜、愛理は今井に買い物を頼んだ。
一緒にコンビニに行くか?と今井。
突然の外出に驚く愛理だが、手錠で繋がれたまま、二人は外出をする。
五ヶ月ぶりの外。
愛理と今井の家は同じ町内にあった。
傍から見ると普通のカップル。
本人たちも極めて自然なカップルに見える。
ポケットの中で手錠で繋がれているだけで…。
コンビニで買物を済ませ、愛理は感じていた。
なぜか今井を選んでしまっている自分を。
犯罪者の今井。
精神異常な虐待者。
今井は愛理だけは特別だと言った。
ただ、ずっと一緒にはいられない。
今井が一人でも生きていけるようになるまでこの時間を今井に使おうと。
今井との時間、ふたりの時間、けだものたちの時間を…。
(8話につづく)
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7話感想
当然元の生活に戻りたい愛理だが、心の優しさが出てしまっていて、今井を放っておけない気持ちになってしまっている奇妙な関係が成立している。
愛理を自分のものとして管理したい今井だが、以前のような強制的な対応は目立たなくなってきた。
問題はどのタイミングで、どのように今井から逃げ出すのかだ。
この点については、非常に気になっている。
もし上手く逃げ出したとして、その後の今井との付き合い方も気になるところだ!
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