新入社員の岸本美波は、仕事ができそうな先輩をみつける。八木夕美だった。
八木夕美は自分にはトコトン甘く、他人のミスには超厳しいヤバイ先輩だった。
現実世界でもこんな上司や先輩がいるよなって感じの典型的なストーリーです。
それでは１巻スタート！！
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１巻ネタバレ
岸本美波は就職面接で、IWA(イワ）インテリアを受けていた。このインテリアは彼女が一人暮らしを始めたときから、愛用しており、IWAで働くのが、美波の夢だった。
そして美波は内定を勝ち取った。
１年後、IWAインテリアマーケティング企画部に配属になった美波は、教育係の八木夕美の下で働くことになった。
夕美はキラキラしていた、いかにもキャリアウーマンの振る舞いであり、美波はこういう人になりたいと心から思った。夕美も身だしなみの大切さや、絶えずお客様に見られていることを意識して立ち振舞いに気をつけることを指導した。
そしてさっそくマーケティング企画部の仲間に挨拶をするように促される。
上司として倉田課長を紹介される。とても懐が広く、倉田課長の元で働けるということは幸運に値するらしい。夕美が美波に言う。
その時、子供が急に病気になって病院へ連れて行ったことから遅刻してきた従業員が出勤した。
その時夕美は美波に対して、会社に遅刻しないで出勤するのは常識だから、よく覚えておくように言った。子供がいても社会人は大変なんだなと思うぐらいであったが美波は納得した。
２ヶ月後、美波は通勤途中の人身事故で初めて遅刻をしそうであった。まず遅刻することを連絡し、出勤後の段取りを電車内で考える。出勤後、周りの同僚は気遣ってくれたが、夕美だけは違った。
「おそーい。朝イチで来客だったらどうするの？」と人身事故も想定して出勤するのが社会人として当然であると厳しく指導した。
「あなたが遅刻したって、ワタシはいいのよ、ワタシはね。」と夕美。
美波は、１時間出勤時間が遅れても対応できるように１時間以上前に出勤しなければならないのかと思ったが、朝イチの来客がなくて良かったとも思った。
そして間髪いれずに作成した資料の修正及びダメ出しをされる。そしてその資料の修正を明日の朝までに終わらせ、倉田課長に承認をもらうことを命じられる。
美波は夕美に提出資料は３日前に出していたのにと普通に理不尽さを感じたが自分がいつまでに見て下さいと言わなかったからだと、反省する。
深夜まで残業していると、他の同期のSNSが目に飛び込んでくる。他の同期は教育係と仲良く食事に行ったりしており、なぜ夕美はあんなに厳しいのかと落ち込んだ。
翌朝、夕美から部内にメールがあった。財布を家に忘れて戻ったので１０分遅刻します。
その理由はありなのかと内心思ったが、自分の作った資料を倉田課長に見てもらうほうが先決だと考えた。
ヘラヘラしながら夕美が出勤してきた。その時倉田課長から呼ばれ、今朝提出した資料はとても良く出来ていた。ただ１点だけなぜコレをしなかったのか？と質問された。コレは最初美波は入れて資料作成をしたのだが、夕美がコレを外して作れと指示されたからだった。
夕美に言われたのでと言いたい美波。夕美を見ると、「ワタシも昨日そう思ったんで、指示を出しておいたのですが、修正が間に合わなかったみたいです。良く言っておきます。」と完全に、美波のせいにするではないか。
さすがに夕美に一言いいたいが、彼女の教育上の意図があるのではないかとこらえる美波。
その日の夜は同期とお酒を飲みに行った。夕美は他部署の同期も怖がっており、心配する同期。
美波は色々なことを教えてくれるいい上司だと説明する。
そしてその同期から来週美波の部署にイケメンが入ってくることを聞かされた。
そして翌週、荒川正純がやってくる。聞いたとおりイケメンだった。
（２巻につづく）
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１巻感想
はっきりいって、夕美さん嫌なやつです。美波の気持ちでみていると凹みます（笑）ご注意下さい。
ただ、ホントにこんなやつ上司にいるよなって感じの表現が秀逸です。
新たに加わるイケメン荒川くん。夕美はお気に入りにしようとするも、荒川くんは美波が気に入り、夕美の矛先が直球で美波に向いてくるみたいな展開を予想します（笑）
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