子宮で償え!~死刑か代理母か~1話を紹介していく!
タイトルのインパクトがありすぎて思わず読んでしまったマンガ。
主人公は死刑を言い渡されるのであるが、連れて行かれた先は、子供が産めない夫婦に代わり代理母となる施設だった。
死刑になるか代理母になるかの選択を主人公はするのであるが…。
あらすじだけでも斬新過ぎん!?
ストーリー展開や想像していたほど重苦しくもなく、思った以上に引き込まれてしまったので一度読んで欲しいマンガとして紹介する!
これから先、ネタバレ部分を含みます。
この作品が気になった方は、無料試し読みしてはいかがですか?
1話ネタバレ
20X5年ーーー
主人公の倉田菜美子(くらたなみこ)は裁判所で判決を受けていた。
判決は死刑。
求刑通りの判決だった。
罪状は放火殺人。
放火した家にいた幼子二人が焼死していた。
法治国家となる以前より、放火殺人の罪は重いのであるが、日本は少子高齢化対策として高齢者の安楽死を認める法案が施行されており、高齢者の死への意識が高くなる一方で、子供を大切にする国民感情を煽る事件となった。
護送車に乗り、菜美子は死刑となって当然という意識でいた。
とても反省している。
小さな子供の命を奪った苦しみに過呼吸の発作が出て、倒れてしまう。
気づいたときには病室のベッドの上だった。
ここはある施設だという。
施設の所長に呼ばれた菜美子は、自分の犯した罪の告白を求められた。
菜美子は結婚していた。
妊娠中に夫の不倫が発覚し、ショックで流産をする。
夫は謝罪後も不倫を続けており、怒りに燃える菜美子は夫を尾行し、思わず置いてあった灯油を玄関にまき火をつけたのだ。
ただ、犯行時間の記憶は薄く、はっきりと覚えてはいない。
所長に罪を悔いているし、死んで当然だと言う菜美子。
しかし、所長は思わぬことを言う。
産んで償いなさい!
この施設は健康な子宮を持つ犯罪者が、子供を産めない夫婦に代わり母体を提供して罪を償う施設だという。
死んで償うより、新たな生命を産むことで罪を償う。
死か産むか…。
菜美子は何度でも産むことを所長の前で誓う。
「ナズナ」
菜美子の囚人名だ。
この施設では新たな名前が付与される。
少子高齢化対策としてこんな施設があったのかと思う菜美子。
翌日、囚人妊婦の一人が首吊り自殺をする。
母親の命はどうでも良い、子供だけでも助けろ!
ハラキリ。
この施設ではそう呼ばれている。
菜美子はなぜ命を救われたのに自殺するのだろうと衝撃を受けた…。
(2話につづく)
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1話感想
重苦しい内容かと思いきや、出だしからなかなか面白いぞ!
死刑の代わりに生きて子供を産むとは着眼点がすごい。
また、主人公は本当はとてもいい人なのに…。みたいなテイストが女性マンガあるあるで入り込みやすかった。
この施設で繰り広げられる囚人妊婦の物語なのだろうが、1話では自殺者が出ている。
代理母としての苦悩や死刑より辛い現実が待っているのかなど、次話以降を想像させるストーリー展開であり、次も読まなきゃと思わずなってしまうマンガだ!
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