「死刑島」第5巻ネタバレ・感想!急展開!!リベンジャーは死刑囚にいる!?

「死刑島」5巻をお届けする。
死刑囚達の犯した罪と死刑島で起こる密室での謎。
個人の描写と全体の描写が同時進行で起こっている状況であり、なかなか死刑囚が置かれている現状の把握が難しい状態になっている。

ハングマンの目的やそもそも「死刑島」自体がなんなのかが全くつかめない状況であり、とても続きが気になる作品。

5巻では、死刑囚の一人である「乃田めぐみ」の過去が判明する。
そして密室の中では新たな動きが発生し、また一人いなくなるのである。

これから先、ネタバレ部分を含みます。
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第5巻ネタバレ

死刑囚達は目を覚ましたが、康太の姿は無かった。

康太が飲んだペットボトルの入っていたボックスを死刑囚達は眺めながら、毒は全てのボックスに入っているのではないかと疑念を抱いていた。

次に水を誰が飲むのか?死刑囚たちが悩んでいると、乃田めぐみが立候補するのだった。

そしてめぐみの過去が明らかになる。

めぐみは幼い頃からピアノの才能があり、英才教育を受けていた。

中学生になるとショパンコンクールで優勝するなど、順調にピアニストとしての階段を駆け上がっていた。

そんなめぐみの心の拠り所は師である谷原先生であった。

彼女は人生で最も大切なコンクールに参加するため、谷原先生の運転する車で会場に向かっていた。すると、並走する一台の車。

その車に乗っていたチンピラ2人に因縁をつけられ、路上で口論が始まる。

谷原先生とめぐみは後続車にはねられる被害にあい、めぐみはピアニストとしての人生を台無しにしてしまう。

谷原先生はそのまま帰らぬ人になってしまう。

そして絶望の淵にいためぐみに更なる追い打ちをかける事実が判明する。

めぐみ達が事故にあったのは偶然では無かったのだ。

その事実に気がついためぐみは、深い落胆と怒りに包まれる。

更に、法の力ではどうにもできない事実がその背後には隠されており、めぐみは凶行に出てしまう。

思い出した記憶を語るめぐみに、情状酌量もあったのではないかと、他の死刑囚が同情する中で、「いいの。どうせ死ぬつもりだから。」とおもむろにめぐみはペットポトルに口をつけた…。


康太がペットボトルを飲んだときのように、また死刑囚たちの意識が無くなる。そして目を覚ました時にめぐみの姿はなかった。

唐突に目をさました嶺子もペットボトルに口をつけるが、何もおこらない。

そして何かを察したように流川巧が言葉を発した。「この中に、死刑を執行しているリベンジャーがいる。」

(第6巻につづく)

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第5巻感想

急展開の第5巻だった。まず、めぐみの過去が明かされる訳だが、かなりかわいそうな境遇の末の凶行であった。死刑になるべくしてなる凶悪犯よりも、不遇の末に死刑囚になった人物が多いように思える。

さらに流川が何かを察したようにこの密室を企画した復讐者(リベンジャー)が死刑囚の中にいるという主張は一気に展開を加速させている。

死刑囚には全員ともある共通点があるのではないかと思った。ちょっと予想していなかったで、次巻以降が非常に気になるところだ。

また消えた康太やめぐみはどこへ行ったのかも気になるポイントだ。

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死刑島

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