「こんな人生は絶対嫌だ」６巻ネタバレ・感想！自分の人生を肯定しようとする紗希。儚い命…。

「こんな人生は絶対嫌だ」６巻をお届けする。

動画を拡散され、汚い大人たちに蹂躙された紗希。病気、妊娠…。どこまでも落ちていく…。

あんだけ、色々な男にヤラれたら妊娠しますよ…。

病気までもらって…。誰かが助けなければ帰ってこれないところまで来てしまったけど、真哉達だけは最後まで拠り所にして頑張って欲しい。

６巻始まります。

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６巻ネタバレ

神社の裏で、自分が復讐したい男にレイプされている紗希を見つめる真哉。

ホテルで紗希がレイプされている時、自分は男に倒されて助けたくても助けられなかった記憶が蘇る。

ナイフを手に持ち、真哉は男の背後に忍び寄る。

「動くな」

真哉は男を半殺しにした。

そして二度と紗希に近づかせないことを約束させる。

紗希に話を聞かせるように言う。

なんで、あんなヤツにヤラれていたのか理解できない真哉。

紗希は脅されてる事実を報告する。紗希の発疹にも気づいている真哉。

そんなことより紗希は真哉に伝えなくてはならないことがあった。

「私…妊娠したみたいなの」

驚くが、冷静に目を見て話を聞く真哉。

「私達の子供だよね」「一緒に育ててくれる？」

紗希は真哉と間の子であると信じている。いや、むしろそう思わなければ精神を保っていられない。

真哉は子供のことはともかく、今紗希が置かれている状況をなんとかしないといけないと思っている。

警察にいくか、それとも、まずは病院に行くように説得する真哉。

「ちゃんと検査してこい。」

紗希は病院にいた。

医師の診断は「梅毒」だった。医療が発達していない時代は死の病だったが、現代では十分治る病気だ。

ただ、妊娠していることも考えると、子供に与える影響は小さくないとのことだった。

更に、医師から親に報告する義務はないものの、高校生であるからには、今後の診療については保護者同伴が必要であることを告げられる。

自宅に戻る紗希。母は酒を飲み、潰れている。父はただただテレビを見つめている。

そして父が紗希に気づき、目を合わせる。

ゴミを見るかのような父の目線に、紗希は相談などできる訳もなかった。

数週間がたった…。

朝からお腹が張っていて調子が悪い紗希。

病院に行くことを決めて一人で家を出る。

歩いているが尋常でない苦しさが襲ってくる。

病院までたどり着くことは困難だった。

近くの公園の公衆トイレに入る。

お腹が痛い。出血もしている。

その場で、紗希は流産していた。

（７巻につづく）

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６巻感想

真哉は、完全悪では無い。とても純粋な一面を持っているし、仲間思いである。

更に紗希に対して、特別な感情を抱いている。恋なのか愛なのか、仲間への想いなのかはわからないが、真哉が一番紗希を見ているのは事実だ。

紗希は真哉に相談すべきだったかもしれない。親に相談するよりかはよっぽどマシだっただろう。

もし、自分の子供がこんな状況に陷っているとしたら、胸が張り裂けそうな気持ちになった。

読者もそうだろうが、もし自分が子供を持っているのなら、子供への目配りはどんなに子供が大きくなろうとも、温かく継続していかなくてはいけない。そう思わされた。

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