「こんな人生は絶対嫌だ」２巻ネタバレ・感想！紗希は少しずつ不良に心を奪われていく…。

女子高生「宮原紗希」の転落人生を描いている。

すでに１巻で不良の真哉に絡まれてから、少しずつ人生の歯車が狂ってきているように思える。

紗希は触れなくても良い世界に触れてしまい、また自らもその世界に足を踏み入れることをためらっていないように感じる。

人生なんてあの時ああしていれば、こうしていればの連続だが、紗希はどうなるのか？

２巻をお届けします。

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２巻ネタバレ

真哉に宅飲みに誘われて、待ち合わせ場所まで来てしまった紗希。

コンビニで酒を大量に買う高校生。

店員も見て見ぬ振りだ。

真哉の家で盛り上がる高校生たち。

紗希は酒を飲んだことが無いが、真哉に飲むように言われる。

一口酒を飲んだ紗希。そのまま倒れてしまう。

紗希が目を覚ますと、部屋には真哉しかいない。

他のメンバー帰ったようだ。

真哉は「お前、メガネ外せばギリいけるな」とキスをしてくる。

そのまま服を脱がされる紗希。

「本当にするの？私初めてだから…」

紗希の初めては真哉だった。

家に帰る途中、本当に自分に起きた出来事なのか不思議な気持ちでいる紗希。

ただ、決して悲しい気持ちではない…。

家に着くと、母親が怒っていた。父親と同じように家に帰らなくなるのかと…。

翌日、屋上に呼び出される紗希。真哉が待っている。

紗希はカバンからタバコを取り出した。真哉と同じタバコを…。

笑っている真哉。

それから紗希は不良達の仲間になった。

家に帰ると叱られ、外に出れば真哉たちとつるんでいる。

真哉とは体の関係も続いていた。

ただ、真哉といることに抵抗は無くなり、むしろ居心地の良さを感じていた。

真哉がある日、話があるからと仲間全員を集めた。

「そろそろ稼ぐぞ。仕事だ」

何をするかわからないが、紗希もメンバーに入っている。

真哉に何をするか説明を受けた後、紗希は顔を引きつらせ、無理だと言った。

真哉は自分たちがいるから大丈夫だと言い聞かせる。

仲間の視線に負けたのか、それともここで断れば仲間外れにされるからなのかわからないが、先は応諾した。

「わかった。やる…。」

真哉から命じられた仕事は「美人局」だった。

援助交際を装い、紗希が男とホテルに入る。

そこに真哉達が突入して男たちからカネを巻き上げるという寸法だ。

紗希はとにかくドキドキしていた。

（３巻につづく）

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２巻感想

どんどん深いところへ沈んでいっている。

紗希が自分で断るか断らないかのジャッジは難しいと思う。

相手は不良。ただ、良好な関係を築いていれば紗希にとってはこの上もない刺激を提供してくれる存在だからだ。

紗希の置かれた環境において最大の不幸は親の存在だろう。

両親が不仲であろうとも、自分の子供に対して最大限の目配り、気配りは必要だろう。

人に迷惑さえかけなければいいと自立心を養わせようと、傍からみると放置しているとしか思えない親が現実に多いが、自分の子供にウザがられようが、どんなに大きくなろうが、面倒を見るのが親だ。

子供は親に甘えられなくても、見ていてくれるというだけで、道を踏み外す事を回避できるのではないか？

そんな事を思いながら、２巻を読んでみた。

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