世間はリモートワークの流れになり、高村の会社も例外なく在宅ワークとなった。
いつも通っている弁当屋が配達サービスを行っていることに気づいた高村は、早速弁当を注文してみる。
弁当を届けてくれた配達員は、高村の見る景色を一変させるとても可愛らしいコだった。
彼女を想うだけで全てが明るく見える高村。そんな彼女にもっと近づきたい。
高村の恋は実るのか?気になる後編のスタートです!!
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2巻ネタバレ
高村は、配達員の彼女のことばかり考えていた。
名前は?歳は?誕生日は?趣味は?
今日は彼女に名前を聞こう。
そう思ったが、今日の配達は男性だった。
彼女はどうしたのか尋ねると、やりたいことがあるから辞めたとのこと。
連絡先を聞こうとしたが、教えてもらうことはできなかった。
ショックを受け、空を見上げる高村。
仕事も身が入らず、ミスばかりを繰り返すようになってしまう。
2週間後、相変わらず仕事も身が入らない中、弁当を注文する高村。
すると配達にきたのは彼女だった。
「お待たせしました!」元気に振る舞う彼女。
高村は驚き、辞めたのではないかと尋ねる。
一度は辞めたのだが、配達先のお客様が嬉しそうにしてくれるこの仕事が大好きになっていて、戻ってきたとのこと。
高村は彼女に再び会えたことに、感動し、空を見上げる。空は高村の心を写すように晴れ渡っていた。
高村は仕事の調子を再び取り戻した。
彼女の笑顔に会える、それだけで満足だった。それだけで世界が変わったようだった。
だからこそ、もっと彼女に近づきたい。そう思うようになっていた。
高村は弁当を頼んだ。
彼女が配達に来た。「今日はお2つですよね?」彼女が聞いてくる。
「い、一緒に食べませんか?」高村が彼女に話しかける。
彼女は戸惑いを見せているが、高村は彼女にどれだけ救われたのか、今までの想いの全てを打ち明けた。
「絵美、絵美っていいます。山本絵美です。高村さん」彼女は名を名乗ってくれた。
高村は自分の名前を呼ばれたことを不思議に思った。
絵美は、高村の名前を店長から聞いていたようだった。
絵美は公園で弁当を一緒に食べようと高村を誘った。
朝も昼も夜も雨も、君がいるだけで輝いて見える。君のいる世界はこんなにも明るい。
(礼・後編 終了)
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2巻感想
非常に甘酸っぱいストーリー。
片思いの高村が、彼女の存在だけで日々を頑張ることができるという、青春ど真ん中の仕上がりになっている。
シチュエーションとしては、めったに無いのだろうけど、誰かを思い日々過ごすことは共感できる読者は多いのではないだろうか?
新宿駅を利用する6人の物語ということなので、あと5人の物語がこれから待っている。
次巻についても引き続き読んでいきたいし、感想を書いていく!!
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