君に愛されて痛かった4話を紹介していく!
強迫観念を抱えて生きる女子高生のかなえ。
援交を見られた他校男子生徒の寛へのイメージは最悪だった。
そんな寛に好意をよせるクラスメイトの一花。
三人で会った後、一花はかなえを抱きしめている寛の姿を目撃してしまう。
かなえを支配する複雑な感情が読者に突き刺さってくる!
4話では、かなえと寛の描写と共に、ついに恐れていたことが起こる予感。
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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4話ネタバレ
かなえが、寛と一花と別れてからの描写から始まる。
かなえの強迫観念がかなえを支配していく。
すべてのヒト・モノが自分を攻撃し、バカにし、虐げているように聞こえてくる。
かなえはパニック寸前だった。
その時、かなえを追いかけてきた寛が話しかけてくる。
寛は先日の援交の件について、かなえに謝っているのだが、かなえには違う言葉となって聞こえている。
「お前は普通じゃない、死ね…。」
かなえは激しく嘔吐する。
「ごめんなさい!ごめんなさい!いい子にするから嫌わないで!!」
必死に謝るかなえを見て、異常さを感じつつも優しく包み込む寛。
公園に場所を移し、ゲロまみれのシャツを洗う寛と寛の汗臭いタオルで顔をふくかなえ。
寛との何気ない会話でかなえの心は落ち着きを取り戻していた。
そのやりとりをかなえは鳴海に話していた。
援交以外で初めて優しくしてくれる男に出会ったと嬉しそうに話す。
鳴海は自分もいつも優しくしているのにと一人つぶやくのであるが…。
翌日、晴れ晴れとした気持ちで登校するかなえ。
クラスに入ると一花のグループはかなえと目も合わせようとしない…。
嫌な予感がする。
(5話につづく)
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4話感想
かなえの心境の変化が表れている回だった。
寛は純粋に優しく人に接することができる男だが、かなえにとってはインパクトがあったのだろう。
強迫観念を消し去るほどの威力が寛の行為にはあったのだ。
ただ、その代償は大きかった…。
偶然とはいえ、グループのリーダーが想いを寄せる男に抱きしめられているところを見られてしまったのだ。
現実社会でも良くありそうな展開のイジメ。
リーダーより目立ってはいけないし、リーダーよりモテてはいけない。
それを決めるのはリーダーであり、今回の件は問答無用で一花からしたらアウトだ。
さっそく、次の日からシカトされるかなえ。
かなえの精神に与える影響を考えると心配になるところだ…。
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