君に愛されて痛かった29話を紹介していく。
肩の故障を隠して県大会の先発にあがる寛。
応援をして欲しいとかなえに電話する。
かなえはとみ子を誘い、球場に向かうのであるが…。
29話では、試合が始まった。
先発の寛は序盤から全力で投げる!
調子が良いと思っていた寛であったが次第に…。
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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29話ネタバレ
かなえととみ子が観客席に入ってきた。
とみ子に来てくれたことを何度もお礼するかなえ。
恥ずかしがりながらもとみ子も楽しそうだ。
とみ子の選んだ服を来て、ご満悦のかなえ。
スタンドには寛の高校の友達で、一緒にカラオケに行ったこともある通称デビル君も見に来ていた。
三人で席に座る。
寛はブルペンで投球練習をしていた。
先輩キャッチャーは手応えのあるボールを投げる寛に満足そうだったが、一球ごとに肩の違和感を覚える寛。
今日の相手は実力的に格下であり、ベンチもスタンドも勝てると確信している。
試合が始まった。
寛の高校が先制して、寛がマウンドに上がる。
プロも注目するであろう二年生は初回から全力投球だ。
相手バッターはまともに当たらないほどの良いピッチングを見せる。
肩の故障を知っているかなえは不安ながらも寛の投球に見とれていた。
回が進み、寛の投球が乱れてくる。
ランナーを塁に出し、渾身のボールを投げるのだが…。
かなえは、周りの評価でその人間の価値が決まることを常々嫌っていた。
寛から野球が無くなったら、寛の価値はどうなるのか?
そんなことをかなえが考えていると…。
寛が投げたボールは豪快に打ち返されていた…。
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29話感想
周りの心配を他所に寛は肩をだましながら投げてしまった。
野球が無くなった時の自分の価値を自分が一番理解しているのかも知れない。
寛のボールは打ち返されてしまったのだが、試合の行方は次回に持ち越しだ。
期待を一身に背負った寛。
スタンドで見つめるかなえは何を思うのだろう?
かなえは野球が無くなれば、寛の事を独占できるかも知れないと考えているのかも知れない。
寛の凋落がはじまりを迎えた予感がした。
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