君に愛されて痛かった10話を紹介していく!
かなえの依頼により鳴海と鳴海の先輩によって乱暴されてしまった一花。
やってしまったことに怖れている鳴海に満面の笑顔で感謝するかなえ。
かなえの純粋に仕返しができたことに喜びを感じている場面が特に印象的な回だったが…。
10話では、事件後不登校になってしまう一花とクラス内での地位を取り戻したかなえ、そして寛とのやりとりが描写されている!
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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10話ネタバレ
深夜になっても帰宅しない一花を両親が心配して待っている。
一花は帰宅すると制服のままシャワーを浴びて、一心不乱に体を洗っていた。
学校では調理実習の授業が行われていた。
一花が不登校となって三週間が経っていた。
調理実習は四人一組で行われるのだが、一花のグループは一人足りない。
かなえがグループに戻された。
ぎこちない態度で接するかなえ。
皆何事もなかったかのようにかなえを受け入れている。
「私ってここにいてもいいのかな?」
いてもたってもいられずに、かなえは周りに聞いた。
とみ子も瑠奈も里虹も問題ないと答える。
話は本題に移る。
里虹がかなえに寛と付き合っているのか聞いてくる。
例の一花が目撃した日の事だった。
経緯を説明するかなえ。
一花が周りに説明していたこととはもちろん全然違うのであるが、事実を確認した三人はかなえは悪くないと思ったのと同時に、ターゲットを一花に変える。
一花の悪口が三人の口からあふれ出てくる。
そしてかなえにも…。
「かなえもそう思わない?」
「一花ちゃんが全部悪いんだ」
かなえが出した言葉でかなえのグループ復帰が決定的なものとなる。
放課後、四人で遊びに行き満足感を得たかなえは、その足で寛のもとへ行く。
素振りをする寛、傍らには坊主頭の人相の悪そうな男もいた。
男は越智(おち)。寛とバッテリーを組むキャッチャーである。
越智は寛にかなえはお前の彼女なのかと聞いてくる。
否定するかなえと寛だが、恥ずかしくなったしまったかなえは顔を真っ赤にして震えている。
越智が先に帰った後、学校で友達グループが復活したことを寛に話す。
心配していた寛は安心したことをかなえに告げて、今度野球の試合を見に来てほしいと言った。
寛との関係が一歩前進したかなえであった。
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10話感想
一花に復讐するかなえと寛と話すかなえのギャップが余りに違っている。
人格形成において、重大なものが欠落してしまったのだろう。
まわりに虐げられすぎて、もうひとりのかなえが作られてしまったかのような変貌ぶり。
かなえはグループに復帰できてさぞ安心しただろう。
しかし、そこには一花の犠牲があってこそなのであるが、その原因を作ったのはかなえであり、なんとも言えない複雑な気持ちになった。
かなえは決してグループに復帰したくて一花を襲わせたんではないのだが、結果的に一花が不登校になったために、復讐と復帰を同時に果たしてしまう結果となった。
個人的には一花を少し心配してしまったのだが、このままかなえの学校生活や寛との関係が上手くいくとも当然思えない。
先の展開が見えなくなっただけに、次の話が非常に気になる!
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