君に愛されて痛かった3話を紹介していく!
自己否定の塊であるかなえ。
自分自身の事が何よりも嫌いでありながら、自分を必要とするもの、助けてくれるものに異常な愛を感じる女子高生。
学校でのイジメが彼女を変えてしまったのだが、彼女の愛がたどり着く先はどこなのか?
3話では、寛に好意を寄せるクラスメイトの一花と共に寛に会いに行くことになる。
援交の事実を知っている寛と関わりあいたくないかなえだが…。
最後は思わぬ展開に…。
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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3話ネタバレ
寛とヤッたかどうかを大きい声で問い詰めてくる一花。
一花が、気になっている寛にSNSを送ったところ、寛はかなえの連絡先が知りたいと返信してきたのだ。
寛がかなえに好意を持っていると感じた一花は、特別な関係ではないかと疑っている。
かなえは全力で否定する。
むしろ、自分の価値観を押し付けてくる寛が嫌いだった。
一花はかなえが本当に寛と関係が無いのであれば、ひとつお願いを聞いてほしいと言った。
寛を最寄り駅に呼び出す一花。
一花についていくかなえ。
合流した後は、寛に気に入られようと猛アピールをする一花。
一花は寛に神社に行きたいと言い出した。
その神社はかなえが援交を寛に見つかった後に連れてこられた神社だ。
気まずさと寛への嫌悪感…。
その嫌悪感は徐々に自分自身に向いていく。
自分を最低のクソ野郎だと心の中で連呼する。
そして寛には申し訳ないと思う気持ちがあふれてきた。
解散する時間がやってきた。
三人ともバラバラの方向だ。
満足感を得た一花と対照的にかなえは疲れ切っていた。
(やっと終わった)
寛に謝りたいけど、逆に怒られないか不安になる。
援交の事もバラされないか考え始めるかなえ。
過呼吸のように息が荒くなってくる。
一花が今日の寛とのやり取りに満足しながら、やはりかなえに話を聞いてもらおうと後を追うと…。
しゃがんでいるかなえを抱きしめている寛がいた。
(4話につづく)
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3話感想
一花がかなえにしたお願いというのは何だったのだろう?
一緒に寛と神社に行くことなのか?一花の引き立て役をするということなのか?
4話ではっきりするのかもしれないが、そうでなければ読みが浅い可能性があるので、もう一度読もうと思う。
最後のかなえを抱きしめている寛を見つめる一花。
一花が見ている光景と、その光景を見ている一花を1ページで描写しているのだが、表現としてキレイだった。
この流れだと、一花は完全にかなえを敵対視してしまう。
恐れていたイジメが始まるきっかけにならないように願いたいと思った3話だった。
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