けだものたちの時間～狂依存症候群～８話を紹介していく！

拉致監禁・暴行犯とモデルの同棲が続いている。

心の底では犯人から逃れたい主人公だが、過去のトラウマから解放してくれた存在として、大切に思う気持ちも同じくらいある。

主人公の心の変化が絶妙なタッチで描かれているこの作品。

監禁も半年が経ち、犯人は誕生日を迎える。

主人公は手料理を振る舞うのだが、様子のおかしくなった犯人。

犯人は隠し事をしており、更なる闇を抱えていた…。

これから先、ネタバレ部分を含みます。
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８話ネタバレ

監禁半年目ーーー

さらわれ、犯され、殴られた今井と同棲を続ける愛理。
一方、初めて過去のトラウマを話した相手でもある今井に、情が湧いている。
今井が一人で生きていけるようになるまで、もう少し傍にいようと思っていた。

この日は愛理が料理を作る。
愛理の料理をおいしいと食べる今井。
今井の誕生日は今月だという。
誕生日には愛理が料理を作る約束をした。
幸せを噛みしめる今井。

その夜、愛理と寝ている今井の前に、もうひとりの今井の幻影が現れる。
嘘つき、騙してると今井に語る幻影。

今井は言ってないだけと幻影をかき消すのだが…。

その日から今井の愛理に対しての対応が少し変わる。
愛理が本音で今井に好意を伝えても、今井は演技しないでも良いと言う。
愛理は絶対に自分を好きになることはないと言った。

その時、今井の脳裏に誰かをめった刺しにしている光景が浮かぶ。
これは復讐…。

今井の誕生日が来た。
料理をつくる愛理。
愛理の作ったケーキを見た瞬間、今井の表情が変わる。

殺すぞ！

突如包丁を持ち出す今井。
愛理も怯まないのだが、今井は犯した罪が許されることはないと言った。
愛理は罪を償えば、今井のことは許すと告げる。

他人も自分も殺さずにここまで生きてきた今井を褒める愛理だが…。

その場に崩れ落ち、頭を抱えてうずくまる今井。

何か言えないことがある…。
気づいた愛理だが、過去のトラウマに正面から向き合えるようになった今井に感謝する愛理だった。

(９話につづく）

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８話感想

今井の異常性に慣れてきているので、突然発狂し、包丁を振り回すくらいの描写に驚くことは無くなったのだが、今井に隠し事があることが判明したことに少し興奮した。

新たなストーリー展開が次話から始まりそうであり、今井の隠し事やそれを聞いた後の愛理との関係性がどうなるのかなど、非常に楽しみである。

根底では今井から逃れたい愛理であるが、それと同じレベルで今井のことを気にかけている。
実際ではこんなことはあり得ないのだろうが、この関係がどんな終わりを迎えるのか、想像がつかないのだが、もはや最後まで読まないと気がすまないレベルまで来てしまった（笑）

このマンガ面白い！