不貞の轍８巻をご紹介。
浮気盗撮動画により婚約破棄された由佳乃の周りで起きる数々の出来事をストーリーとしている。
咲希と飯岡により眠らされた由佳乃は、ハメ撮りされようとしていた。
由佳乃をストーキングしている佐々木は、三人の後を追って、ホテルの部屋に近づいていた。
下賀谷は、盗撮したいという欲求を抑えられなくなり、昔なじみの電気屋へカメラを購入しに再び舞い戻る。
これまでのあらすじであるが、由佳乃に対して直接行動を起こす咲希と佐々木。
佐々木を追いかける康生。
盗撮に燃える下賀谷といったところか。色々な人間の思惑やストーリー展開が読めて、とても面白い。
８巻では、由佳乃をハメ撮りしようと飯岡が燃える展開及び情けないオチを見ることができる。
そのあたりが主になってストーリーが繰り広げられる。
それでは行ってみよう。
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８巻ネタバレ
飯岡を残してホテルを出る咲希。
フロントで自分たちの入った部屋番号をたずねているスーツの男を見つける。
咲希は嫌な予感がして非常階段から先回りをして部屋に戻ろうとする。
部屋では息を荒くした飯岡が、由佳乃に馬乗りになりベロチュウをかます。
胸を揉むと意識がないのにも関わらず、小さく喘ぐ由佳乃。
飯岡は満面の笑みを見せている。
部屋の外では咲希が男の行方を追っていた。
「つけてくるとは生意気だな」
佐々木は背後から咲希の首を絞める。
パクパク口を開け、咲希は失神した。
非常階段まで咲希を連れていき、放置する佐々木。
部屋へと急ぐのであった。
部屋では下着姿にされた由佳乃が、飯岡に腹部を舐められている。
飯岡の顔はだんだん下にスライドしていき、局部に迫っている。
部屋の外では佐々木がドアの鍵をお得意のピッキングで開けようとしている。
「あのお客様」
その声が聞こえた瞬間、スタンガンが佐々木の体に押し当てられ、佐々木は気絶する。
部屋の中では意識がない由佳乃の局部に飯岡の手がいやらしい動きでタッチしている。
飯岡が由佳乃に挿入を試みた瞬間に、飯岡は強烈な眠気に襲われた。
ベッドから転げ落ちる飯岡。
意識が遠のく瞬間に、レストランで由佳乃が飲んでいたワインを慌てて飲み干していた自分を思い出した。
朝が来る。
由佳乃の家では帰ってこない娘を心配する母親と関心の無い要太の何気ない会話が展開されている。
通勤電車では下賀谷が、昨晩の秋葉原での店長とのやり取りを思い出していた。
盗撮された動画を見せたところ、店長の判断は相当な実力を持つ盗撮犯であるということであった。
店長は、下賀谷が昔撮っていた動画のレベルに近いと話し、下賀谷に対する犯人の挑戦ではないかと煽る。
そのことを思い出しながら電車に揺られる下賀谷。
非常階段にいる咲希は目を覚まし、慌てて部屋に入る。
そこには眠りについている由佳乃と飯岡がいた。
飯岡を起こし事情を聞くも、睡眠薬入りのワインを飲んだことに呆れる咲希。
その時、由佳乃が目を覚ましそうになる所で、８巻は終わる。
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８巻を読んだ感想
佐々木をスタンガンで気絶させた人物は誰なのか？
状況から推察するに、めぼしい人物は浮かばない。
カラオケルームで盗撮をしている人物と同じかも知れないが、それが誰だかわからないのでかなり謎が深まった。
由佳乃のハメ撮りは未遂に終わったのだが、飯岡の間抜けっぷりはなかなか面白い。
読者に犯人がわかってしまう展開を作者が嫌ったのかとも思った。
ハメ撮りされても飯岡の犯行だと読者はわかってしまうので、その部分を描写しても面白くないからだ。
９巻では由佳乃が目を覚ますタイミングで飯岡と咲希はどう対応するのか、気絶した佐々木はどこへ行ったのか、下賀谷は盗撮を再度してしまうのか？
こんなところが描かれていると個人的には面白いと思う。
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