不妊男子8巻をご紹介します!
子供を作ることができないと知った時の男の気持ちは、当事者しか理解できないことですが、その気持ちを少しでも理解できるようにこの漫画は教えてくれているのだと思う。
世の中で実際に男性不妊治療を行っている人がいる訳ですが、やはり認知度は低いと思います。
不妊治療と言えば、メディアにおいても女性側の不妊を取り上げることが多く、男性側に不妊の原因など無いと思っている人もいるかも知れません。
男性不妊の認知を向上させる上でも、この漫画はみんなに読んでもらいたい!
ということで8巻では、
精子が戻るまで不妊治療を行うことになったマサカズ。
例え精子がいつ戻るかわからなくても、今まで通り妊活を続ける百恵。
色々なプレッシャーが押し寄せる中、ついにマサカズの精神が崩壊することに…。
百恵にもまた、今後マサカズとの関係に影響をあたえるかも知れない予期せぬ出来事が起こります!
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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8巻ネタバレ
子供ができないとわかってから初めてのセッ○ス。
いつもと変わらない夫婦の朝を迎える。
百恵は、昨日は気持ち良かったと本心を伝えた。
今日は予定が無いから、妊活のコンディションを整える意味でもプールに行くことにする。
マサカズは猫の圭と留守番をしながら、医者に一年で精液に精子が戻ると伝えられたことを思い出していた。
スマホで精子の動きを確認できる検査キットを、百恵がいない間に試そうと行動するのであった。
百恵はプールで泳ぎながら、昨夜に口でしようと思った時に激しくマサカズが拒んだことを思い出していた。
なぜ?いつもしているのに…。
マサカズには理由があるのだが、百恵は知る由も無い。
プールから上がり帰ろうとすると、併設されているボルダリングジムに目が止まった。
ここで百恵はある願い事をする。
その場を後にする百恵を追ってくる男がいた。
その男は百恵にノートを渡してきた。
先日アリーナで、百恵が無くした妊活ノートだった。
男の名前はシンゴ。
シンゴはノートの中身も見ていた。
そしてノートを見て二つのことが知れたと百恵に言った。
二つのことを踏まえた上で、マサカズへの愛がしっかり伝わってきたことを教える。
しかし、それとあわせて百恵が思いもしないような言葉を投げかけてくる。
シンゴは席をたつと、機会があったら水泳を教えて欲しいと言ってその場を去った。
去り際に不気味な独り言をつぶやきながら…。
数週間後、数日後に迫っていたマサカズの精子検査。
早番だった百恵は、精子が戻っているはずと、マサカズを励まし仕事に向かう。
マサカズは精子検査キットで、全く精子がなかったのがわかっていたのだが、笑顔で百恵を見送った。
マサカズは人事部の平山と共に社外セミナーに終日出席していた。
セミナールームは窓がなく、スライド講義で部屋は暗い状態だった。
マサカズは閉ざされていて、暗く外に出られない状況に精神的な不安を感じていた。
体調が優れないマサカズ。
セミナー後、会社に戻り仕事をするつもりのマサカズは、平山と地下鉄に乗っていた。
地下鉄は狭く、暗かった…。
緊急停止信号が作動し、地下鉄が停止した。
車内も停電になり暗闇に包まれる車内。
限界を迎えたマサカズ…。
発狂してドアをこじ開けようとする!
車内の電気が戻った時、悲壮な顔のマサカズは平山に抑え込まれながらもまだドアを開けようとしていた…。
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8巻感想
衝撃的なことが多かった8巻。
まず、百恵に忍び寄る怪しい男のシンゴ。
この男、かなりきな臭いです…。
やりとりを読んでもらえたらわかると思いますが、悪意を持って百恵に近づいているのは確実です!
今後、マサカズと百恵の間に邪魔する存在として立ち入ってきそうな気配がします。
あとは、マサカズ。
精子が戻るまで百恵を待たせている状態と、本当に戻るのかわからない状況、百恵が気を使い自分を愛してくれること、色々な事を考える中で、自分を追い込んでしまいます。
自分が精子になったかと思えるような暗く狭いところに閉じ込められている感覚に陥ってしまいました。
発狂したマサカズは精神崩壊状態。
大きなプレッシャーに飲み込まれてしまったマサカズはどうなってしまうのか?
百恵との関係に影響を与えるのか?
なかなか読み応えあふれる8巻でした!
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