旦那を教育してくれるベビーシッターがいたら良くないですか？
柏木陽向は男性のベビーシッター。
子育てに疲れ切っている春美が頼んだそのベビーシッターは、ワンオペ育児に悩む春美の救世主になるのか！？
子育てに関わる夫婦やこれから子供が欲しい夫婦はもちろん、自分は関係ないやと思っているそこのアナタ！特に男性に見ていただきたい作品です！
それでは２巻スタートします！
これから先、ネタバレ部分を含みます。
この作品が気になった方は、無料試し読みしてはいかがですか？
「ファザーシッター」と
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２巻ネタバレ
柏木陽向ベビーシッターが来てから、鷹史の様子が少し変わった。
おむつ替えや多少の家事はするようになったのだ。
それで十分。春美は思うようになった。
ただ相変わらずスマホゲームは止まらない。
春美は、子供用に運動ができるおもちゃを買ってあげたいと鷹史に相談する。
鷹史は少し高いと、実家の両親にお願いしようとする。
春美が買い物に行くので、鷹史が美由の面倒を見ることになった。
銀行で残高を確認する春美。
クレカの引き落としが５万もある。
鷹史のスマホゲームの課金だった。
「もう限界」
春美は鷹史に起ころうと足早に家に戻る。
すると美由がギャン泣きしている。
バウンサーから落ちたと鷹史が言った。
「大丈夫だろ」鷹史が軽く話をする。
春美は「大丈夫じゃない！！今から病院行くから」と叫ぶのだ。
異常は無かったものの、帰りの車内でゲーム課金の件で口論になる夫婦。
鷹史がまともに美由の事を見ていられないから、好きなことも出来ないと春美が言う。
「俺の事何も信頼してないのかよ！」鷹史はふてくされた。
公園で美由と遊んでいた春美に電話がかかってくる。
実家にいる父が入院するという。母は足が悪くて不自由だから手伝って欲しいとの事だった。
行けるかどうかわからず、曖昧な返事をする春美。
そこにベビーシッターの陽向が現れる。赤ちゃんを連れて公園で遊んでいたのだ。
陽向に事情を話すと、陽向はいい考えがあるという。
自宅に来た陽向に露骨に嫌悪感を表す鷹史。
春美は陽向に頼んで実家に帰った。
鷹史は仕事をちゃんとやって自分に指図しなければいいと陽向に仕事を任せる。
美由の事で陽向が色々と鷹史に話しかけるも、鷹史はスマホゲームに集中したいせいか、イライラしている。
美由が泣き出したので陽向は鷹史に抱っこさせようとするも、陽向が抱っこするより美由が泣き出してしまう。
「人見知りですよ」陽向は言った。
「今のあなたは美由ちゃんにとって知らないおじさんです」
子供は成長とともに笑顔を増やしていくし、人を認識していく。
普段からの関わりが薄いと、子供にとって例え父親でも知らないおじさんになるという。
「みゆちゃんにとっての知らないおじさんになりたいのか父親になりたいのかどっちですか？」
鷹史は子育てに自分の出番やできることは無いと思っていた。
陽向は鷹史が春美や美由に必要とされていることを丁寧に話す。
「自分は見てみないふりをしていた」鷹史は猛烈に反省した。
そして…
陽向にこれまでの非礼を詫び、一言。
「何か料理の仕方を教えてくれないかな？」
春美が帰ってくると、鷹史が一人で美由の世話をしていた。
食卓の上には、カレーとサラダが置いてある。
春美が聞くと、仕事を休みにして料理を作ったという。陽向にも初日に帰ってもらい、ずっと美由の世話をしていたという。
「本当に…ごめんな」
鷹史はこれまでの自分の考えをあらため、春美と美由から目をそらさずに生きていくと話す。
春美は伝説のベビーシッターを紹介してくれた友達と電話で話しながら、鷹史の豹変ぶりを笑いながら伝えている。
その話を聞きながら、隣のベンチで怪訝な表情を浮かべる妊婦がいた。
（３巻につづく）
２００円（税込）
実際の作品は無料試し読みすることができます。
２巻感想
いやー、良かったですね！鷹史パパ頑張りましたね！
こうやって子育てに目を向けるお父さんが増えていくと、もっともっと街中で笑顔が増えていきますよね！
世の中のお父さんも、子供から知らないおじさんと思われている方は、もしかしたら少数ではないかもしれませんね。
一生懸命家族に向き合うことを教えてくれた陽向に鷹史は感謝でしょう！
ここで鷹史一家の話は終わりになるのでしょうか？
公園にいた妊婦さんと陽向との今後の関わりがどうなっていくのか期待したいと思います！
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