毒乙女~大正整形奇譚~3話をお伝えする!
松本男爵の素性を知ってしまった千代。
またこの屋敷は、松本とエドワード、平吉と千代の4人しかいない。
その秘密も3話で判明する。
3話では、松本の商売内容とこの屋敷の秘密が松本と平吉から語られる。
また、女学校に入学した千代は、上流階級の暮らしを体験するのであった。
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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3話ネタバレ
屋敷内の小屋奥は洞窟のような作りになっている。
松本とエドワードが話をしている。
松本は安く買った醜女を美しく変身させて売り飛ばすことで利益を得ていることを誇っていた。
全部聞いてしまった千代。
その時、足音を立ててしまった千代に松本が気づきそうになるが、平吉が間一髪の所で助ける。
平吉は、松本がしていることをすべて知っていたのだ。
平吉に案内された墓。
松本のしていることを知り、逆らった者は使用人も近所の住人もみな殺されるというのだ。
そこに松本が現れる。
身寄りのない平吉と追われている千代。
松本は、事を荒立てねば危害は加えないと伝えた。
翌日、千代が女学校に登校する日がやってきた。
平吉も女装をしてついていくことになるのだが、平吉の女装姿を見て興奮する松本。
松本は人身売買、臓器売買、好色家と変態を詰め合わせたような男だった。
千代と平吉は女学校に登校し、上流階級の子女の生活を経験する。
自分の憧れていた暮らしを手に入れ、実感する一方で、松本がしていることに不安と恐怖を感じ続けている千代。
登下校は車夫が人力車で送迎していくれるのだが、初日の帰り道に異変が起こる。
自宅前で車夫が千代に話しかけてきたのだ。
松本は界隈でも有名な変態であり、千代が松本から危害を加えられていないか心配になり、声をかけたとのこと。
車夫は太一と言った。
太一は先日、東京観光をしていた際に、車に轢かれそうになった少女を優しく介抱した千代を見て一目惚れしたのだ。
真剣なトーンで話す太一に助けを求める千代。
その頃、平吉は松本に寝室に呼ばれていた。
その顔はまさに変態そのものだった。
(4話につづく)
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3話感想
千代の試練は続く。
助けられ、顔もきれいになり、上流階級の暮らしが手に入ったのだが、主人は人を人とも思わない変態男爵だった。
商品として見られているのか、千代に直接危害が加わることは無さそうだが、千代のために女装をし、ボディーガードとして尽くそうとした使用人の平吉が、変態のターゲットになってしまった…。
松本の変態ぶりはいい意味でも、悪い意味でも見応えがあり、キャラクターとしては優秀だ(笑)
千代にも味方が登場しそうだ。
車夫の太一だが、何となく松本に見つかって死、いやひどい目に遭いそうな予感がするのは気のせいか…。
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