「悪魔だった君たちへ」15巻ネタバレ・感想!幸太は人の心を操れる!?奥仲先生を悲しませる出来事が発生する。

高校時代の仲間である信、美穂、雄介、花奈、俊夫、倫太郎はもともと仲間であった下田幸太に対して壮絶なイジメを繰り返していた。大人になった彼らは、何者かから復讐を受ける。犯人は幸太ではないかと彼らは推測するが、一体犯人は誰なのか?

幸太と奥仲先生の過去が描写される。一家心中事件で生き残った幸太が奥仲先生のいる病院へ入院した。亡くなった幸太の姉に似ている奥仲先生と幸太を守りたい奥仲先生。2人の関係はどうなっていくのか?

悪魔の15巻、スタートします!!

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15巻ネタバレ

患者の田中が自殺した。警察が来て奥仲先生に事件性は無さそうだと告げる。
幸太を呼び出す奥仲先生。田中がしていた腕時計は幸太があげたものだった。
田中との関係性を確認したい奥仲先生。
幸太は田中と仲良くなったと主張する。

中庭ではしゃぐ田中。幸太が話しかける。
奥仲先生とのカウンセリングを邪魔した田中は幸太に謝罪した。
幸太は田中に先生が負った傷跡を見る度に田中の事を思い出すから嬉しいだろうと田中に言った。
田中が先生に傷を負わせた時、田中が興奮していたのを幸太は見逃さなかった。
「相手が苦しむ姿や恐怖する姿がたまらなく好きなんでしょ」幸太は言った。

幸太に切れだす田中。ただ冷静に幸太は続ける。「特にキレイなものがいい。」
田中が中庭によくいる理由は、中庭にたくさんいる蝶を殺すためだった。
田中はココの来る前からそういう事をしているのではないか?
絶妙な言葉を田中に投げかける。田中は自分がしてきた事を思い出し興奮していた。
田中に幸太は「友達ですよ。」と声をかけた。

カウンセリング後、奥仲先生は田中が寝ていたベッドの下を探る。幸太に教えてもらったのだ。
そこには複数の写真と手紙が入っていた。写真には田中に暴行されたであろう女性の写真と手紙には奥仲先生を傷つけた時の田中の興奮が綴られていた。

奥仲先生は幸太が田中を自殺に追い込んだと思っているようだが、幸太は自分のカウンセリングに関係ないのなら自分の部屋へ帰ると言った。
そして「先生は、死ぬことを肯定するなと言っていたが、田中は喜んでいると思いますよ。」とつぶやく。「きっと命よりも優先したい衝動があったんでしょうから」
奥仲先生は、自分と幸太の境遇や考えが違うことに涙していた。ただ、死を肯定することは奥仲先生にはできなかった。

幸太は保護室に隔離された。奥仲先生の意向だった。
幸太は田中とのやり取りを思い出していた。
田中は奥仲先生が好きだった。そしてメチャクチャにしたいと思っていた。何とかして奥仲先生を犯したい。その衝動を抑えるのが大変な田中。
奥仲先生は過去に弟を首吊り自殺で失っていることを田中に教え、奥仲先生が泣いて崩れ落ち絶望姿が見たいなら、先生の弟がしていたのと同じ時計を身に着け、田中が首吊り自殺すればいいと話しかけた。

その言葉に導かれるように、田中は自ら中庭の木で首を吊って自殺した。
田中を自殺に導く幸太の他人の心を操る能力は高かった。

幸太は、田中が死んだ木を見ながら、自分の姉は救えなかったが、少しは清算できたと感じていた。

ー幸太の過去回想に入るー
幸太と姉は血がつながっていない。両親の再婚を機に姉弟になったのだ。姉との想い出にひたる幸太。優しく接してくれる姉。勉強も教えてくれて旅行も言ったし、幸太のイベントも一緒に過ごした。

ただある夜、幸太が目を覚まし姉の部屋を覗くと、姉が何者かに後ろから犯されて涙を流して必死に堪えている姿を目撃してしまった。

(16巻に続く)

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15巻感想

幸太の人を操る能力の片鱗が垣間見れましたね。巧みに人の心を支配する。やはり復讐犯は幸太の別人格なんでしょうか。
15巻では、幸太の過去のトラウマが回想されています。お姉さんにヒドイ事をしているのは、やはり幸太の父親でしょうか?

その姿を見た幸太の心境は16巻以降に語られると思いますので楽しみに待ちたいと思います!

「悪魔だった君たちへ」是非読んでみて下さい!!

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