高校時代の仲間である信、美穂、雄介、花奈、俊夫、倫太郎はもともと仲間であった下田幸太に対して壮絶なイジメを繰り返していた。大人になった彼らは、何者かから復讐を受ける。犯人は幸太ではないかと彼らは推測するが、一体犯人は誰なのか?
幸太の家族は崩壊していた。実の父と義理の姉の不貞。義母の義姉への異常なる嫉妬。
家族は一家心中を図ろうとしていた。助かりたければ、義姉が開始するゲームに勝つしか無かった…。
悪魔の17巻、スタートします!
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17巻ネタバレ
一家で練炭自殺を図ろうとする。幸太と彩音。
綾音の提案するゲームに勝てば一家心中は取りやめると綾音は宣言した。
ゲームは「バッファローゲーム。」
両親が指示を出して、椅子から動かない綾音の乳首に幸太が指を当てれば勝ちだという。
バカバカしいと母は言ったが、もともとバカバカしい。最後までバカバカしくて良いと綾音が言う。
チャンスは一度だが、あまり時間をかけると練炭で意識が失くなってしまう。
バッファローゲームが始まった。
母親が声で指示を出す。「下よ!そしてもっと右!そこよ!」
簡単にゲームを終わらせようとする母に父は怒鳴ったが、すでに酸素が薄くなっている。
父親が慎重に指示を出そうとする。
その時、幸太が練炭の影響でフラつき始める。
意識が朦朧とする中、父は諦めかけていた。
「あぁ、綾音のおっぱい…。せめてもう一度触りたかったなぁ」
意識を失いかけ、頭を沈める父。その時、ライトの影が見え、綾音と幸太の距離がわかった。
最後のチャンスとばかりに、幸太に指示を出す。
「行けぇ!幸太!」
「バッファロォオオオォォ」
幸太の指は綾音の乳首を見事に突いた。
その瞬間、綾音の乳首から母乳が吹き出してくる。
綾音は妊娠していた。
どうせ堕ろせと言われるくらいなら、この子をひとりで逝かせるのは無理だと綾音はつぶやく。
父は生きたい気持ちで必死だった。
みんなで育てようと言い出す。
「嘘つかないで、向こうではきっといい家族でいられるわ」と彩音。
両親は意識がどんどん薄れていた。
痙攣、失禁、手足のしびれ。
死は確実にせまっていた。
綾音はゲームには勝ったからロープだけははずした。そして動けるなら逃げていいと…。
両親に逃げる気力は無かった。
最後は食卓を囲んで死にたいと綾音は言った。
そして綾音は意識が殆どない両親の手を取り、微笑みかけた。
「私、2人を赦すわ」
両親は息絶えたのだろう。食卓に突っ伏し動かなくなった。
「ちょっと、2人とも粘りすぎよ…。」
綾音も苦しそうに言いながら、食卓の下に忍ばせていた酸素吸入器を口にする
「計画通りね…幸太…」
2人を自殺に見せかけて終わり。これで自由になれると綾音はつぶやいた。
「パパ、ママ、死んでくれてありがとう…」
その時、幸太が綾音に問いかける。
「姉さん…それ…いつまで続けるの?」
どういう意味かと綾音が聞き返す。幸太が答える。
たしかにいい両親じゃなかったが、そう仕向けたのは姉さんだろうと。
正確に言えば、前の家族でも同じようなことをしていたとも。
幸太は携帯を取り出し、綾音にブログを見せる。
綾音のブログだった。そこには再婚する以前の家族の時から受けている異常を記していた。
両親に追い詰められる綾音に対する同情コメントが溢れている。
「かわいそうな自分が同情されるのは気持ちよかった?」と綾音に聞く幸太。
綾音はそこまでわかっていて自分を泳がせた幸太に理由を聞いた。
「…好奇心…かな。」
人の裏側を見てみたい幸太。その気持に共感する彩音。
綾音は興奮してきた。本当の自分をわかってくれる人を見つけたからだ。
「私達はきっと上手くやっていける」と幸太のズボンを脱がせ、モノを咥えだす彩音。
幸太は咥えられながら、綾音に注目と同情、その裏側にある自分の本性も認める理解者の全てが揃ったことを伝え、こう語った。
「今が逝く時だよ」 「姉さんのハッピーエンドはバッドエンドじゃないと」
そう言った瞬間、幸太は射精した。
幸太も一緒に逝くよと綾音に言い、2人も食卓を囲み自殺を図る。
2人が意識を失った時、誰かがその場にいた。
「ダメだよ下田くん…君はまだ死んじゃダメだよ」
(18巻に続く)
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17巻感想
かなりの異常性を見せる一家でした。
幸太も綾音の影響を受けた部分はあると思いますが、もともと心に異常性を持っていたんだと思います。
そして、2人が意識を失ったあとに現れた謎の人物。実体があるのか無いのか、またまたわかりませんが、この瞬間に復讐犯の男が生まれたのでしょうか?
全く展開が読めないので、18巻が待ち遠しいです!
「悪魔だった君たちへ」是非読んでみて下さい!!
コミックシーモア
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