高校時代の仲間である信、美穂、雄介、花奈、俊夫、倫太郎はもともと仲間であった下田幸太に対して壮絶なイジメを繰り返していた。大人になった彼らは、何者かから復讐を受ける。犯人は幸太ではないかと彼らは推測するが、一体犯人は誰なのか？
奥仲先生のもとを訪れた幸太は、自分の妄想で復讐劇が発生した可能性があることにショックを受け、気絶する。その時復讐犯の男が現れ、幸太の妄想で起きた復讐では無いと奥仲先生に告げる。
奥仲先生は、幸太に特別な感情を抱いているようだった。
悪魔の１４巻、スタートです！
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１４巻ネタバレ
幸太が目を覚ますと、下着姿の奥仲先生が幸太に跨がろうとしていた。
幸太は奥仲先生の雰囲気に驚きいた。
幸太の腕を取り、自分の右肩の傷を見せる奥仲先生。
「この傷覚えてる？」「大丈夫これから思い出すわ」
幸太の顔に自分の顔を近づける奥仲先生。
奥仲先生の過去の回想になる。
幸太の治療に並々ならぬ意欲を見せる若かりし日の奥仲先生。
徹夜明けの中、病棟を歩いていると、１人の患者が話しかけてきた。
田中という患者は、病院の庭から摘んだ花を奥仲先生に差し出し、求婚する。
田中の求婚を断る奥仲先生に、田中は浮気していると怒り出す。
田中は奥仲先生に詰め寄り、押し倒そうとした。
窓ガラスに衝突する奥仲先生は、右肩を割れたガラスで深く傷つけてしまう。
数日後、幸太と面談をする奥仲先生。
肩の傷を心配する幸太は、奥仲先生に傷が残るか確認しながら、
「ずっと残るのかなぁ、ねぇ田中さん」とつぶやいた。
その時、廊下の外で音がした。奥仲先生がドアを開けるとそこに田中が立っていた。
田中は奥仲先生に謝ろうと先生がここに来るのを待っていたとのこと。
あれは事故であり、気にしないで欲しい。むしろ苦しかったのは田中の方だと気遣った。
田中は奥仲先生に抱きつき、泣いている。
部屋の中でその光景を見ながら自分の腕時計に目をやる幸太。
翌日、中庭に人が集まっていた。奥仲先生は看護師から連絡を受け、何かに気づいたのか胸騒ぎがして、中庭に駆けつける。
中庭の木で首を吊っている田中がいた。
奥仲先生は首を吊っている光景を見て、過去の自分の体験がリフレインしていた。
「また、救えなかった」
田中の前で泣き崩れる奥仲先生に幸太が声をかけに来る。
「これで田中さんはずっと先生の中で生き続けるんですね」
「彼にとっては幸せな…こと…ですね…先生」
その言葉を聞いて、奥仲先生は幸太を思いっきりビンタする。
「そんな考え、絶対ダメ！！」
幸太に死ぬことを肯定して欲しくないと語りかける奥仲先生。
田中を見上げながら奥仲先生はあることに気づく。
ぶら下がっている田中の左腕にしている時計が幸太のしている時計に似ていることに気づく。
（１５巻につづく）
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１４巻感想
奥仲先生の過去のトラウマと幸太の何かの能力？みたいなものが断片的ですがわかって来ましたね。
幸太は田中に何をしたのでしょうか？人を操る能力があるのでしょうか？
疑問だらけの１４巻でした。
「悪魔だった君たちへ」是非読んでみて下さい！
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