高校時代の仲間である信、美穂、雄介、花奈、俊夫、倫太郎はもともと仲間であった下田幸太に対して壮絶なイジメを繰り返していた。大人になった彼らは、何者かから復讐を受ける。犯人は幸太ではないかと彼らは推測するが、一体犯人は誰なのか？
雄介は妻子が有りながら、花奈と不倫をしていた。雄介の妻の里佳からのプレッシャーに耐えられなくなった雄介は、花奈を殺害しようとする。しかし里佳と復讐犯に騙された雄介は拘束され、命を奪われかけていた。その時花奈が…。
悪魔の１１巻、スタートです！
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１１巻ネタバレ
拘束された雄介が死ぬ覚悟を決めた時、頭上から口にナイフを咥えた花奈が飛び降りてきた。
花奈は決死のダイブで雄介を縛っているロープを切る。
同時に雄介の頭上にあるギロチンが降ってきた。
雄介は間一髪拘束台からハネ起き、九死に一生を得る。
雄介は花奈に心から感謝した。
花奈は動かない身体ながら顔だけ上げて雄介に微笑んだ。目は腫れ、鼻は膨らみ、歯は折れ血まみれだった。
その時、復讐犯が部屋に入ってくる。雄介は幸太だと思っている。
「し、下田なのか！？」
復讐犯は、花奈の頑張りを称えた後、雄介に対して罵詈雑言を浴びせる。
「高校時代から何も変わっていない。卑怯で臆病なくせにいつも人を見下しやがって。」
復讐犯はずっと雄介が嫌いだったことを話しながら、隠していた顔を雄介に晒した。
倫太郎だった。倫太郎はこのゲームは雄介達の勝利だと宣言。
そして雄介の頭上に降ってきたギロチンはダンボールで作られたフェイクであると伝える。
「ただ、アッチはガチみたいだけどなぁ」と倫太郎。
TVには若い男に挿入され、よがり喘ぎ声をあげてメスの顔をしている妻の里佳が映っていた。
その時、花奈が這いつくばりながら雄介のもとに寄って来る。
花奈の愛に雄介は、花奈と一緒にいたいと口に出す。
里佳は花奈にまた捨てられることになるからそんな男やめておいた方がいいと、若い男のチ○ポをしゃぶりながら話しかけた。
懸命に雄介にすがろうとする花奈。
花奈は雄介の股間までたどり着く。
倫太郎は、花奈が雄介を慰めようとしている事に気づき、笑いながら雄介のズボンを下ろしてやった。
花奈が雄介のチ○ポを咥える。ほとんどしゃべれないながらも花奈は、雄介愛しているとつぶやく。
その時…。
花奈は雄介のチ○ポに食らいつき、大きな口をあげて思いっきり雄介のチ○ポを食いちぎった。
別の場所で傍観する復讐犯は、花奈の行為は、雄介の縛るモノが何なのか花奈は理解した上での行動であるとして、これで雄介は花奈だけのものになると祝福している。
その映像を見ていた信は恐怖を感じていた。録画越しに信に話しかける倫太郎は、雄介と花奈は生かしておくと伝え、信と美穂の高校時代の出来事について語りだす。
信はその事件さえも倫太郎が起こしたのかと気づくことになる。
高校時代、花奈のテニスウェアが何者かに汚され、犯人は幸太とされた後、俊夫、倫太郎、雄介を中心に幸太がイジメられ始める。
美穂は仲間を心配し、信に相談をしていた。
信も本当に幸太がヤバイ奴なのか確かめられないと信じられないというのだ。
河川敷で暴行を受けた後の幸太に信が近寄る。
花奈のテニスウェアを汚したのは本当にお前なのかと信は聞いたが、幸太は否定した。
そして証拠も無いし、幸太がそんな事をするとは考えられないとして、他の３人にも自分が話をしてみると話した。
幸太は信に美穂とちゃんと付き合っているのか？すごくお似合いだと思うし、何か手伝えることがあれば言って欲しいと信に話しかける。まずは自分の心配をしろと信はいい、２人の関係はそこまで悪くないように見えた。
その姿を隠れながら倫太郎が聞いていなければ…。
数日後、信の机に美穂のトイレ盗撮写真とこれを材料に美穂を脅せば上手くいくと書かれた手紙が入っていた。
信は、幸太の仕業を確信してしまった。幸太を引きずり屋上に連れて行く。
事業説明を求める信だが、幸太は何のことだかわからない。
すると、俊夫達５人が現れ、幸太はヤベーやつなんだと口々に叫んだ。
信も幸太に対しての不信感や怒りが頂点に達しており、幸太の目的や何をしたいかは理解できないが、
「オレ達に何されても仕方ねーよな。」と。
（１２巻に続く）
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１１巻感想
花奈の雄介に対する愛情は究極の形で実現しましたね。
痛いなんてもんじゃないでしょうね。その瞬間の描写に背筋がゾッとしました。
高校時代から仕組まれていた復讐に、更なる疑問が生じます。
イジメられたからの復讐だと思っていたのですが、仲が良かったメンバーの仲を裂くような事件を起こさせて、イジメさせるように仕向けています。復讐犯の本当の目的は何なのか？
気になる方は是非「悪魔だった君たちへ」読んでみて下さい！！
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