種人ダービー3巻を紹介していく!
種を残す人間を選別するために、新成人たちに課せられた「種人ダービー」。
失格者には死が待っているレースに出走する、幼馴染三人。
ストーリー設定がわかりやすく、楽しみながら読めるサバイバルマンガだ。
第一レースをクリアした三人には第二レースへの待機時間が設けられた。
一方で失格者には恐ろしい結末が待っている。
3巻では、失格者の処分を目の当たりにした通過者たちの様子を中心に、主人公の運命のパートナーが登場する!
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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3巻ネタバレ
佑・守人・翔哉の三人は第一レースに勝ち残った。
ゴールには美女たちが拍手でお出迎えをしている。
気づけば他にもゴールした男子が何人もいた。
神野周(かみのあまね)が話し出す。
周は佑の運命のパートナーだという。
ロングの黒髪が艷やかな美人だった。
第二レースが開始されるまでは一旦待機することとなった三人。
その頃アリーナに残っていた新成人たちには、失格処分となることが告げられていた。
種を残すことを許されない男子たちは死を迎えるしか無い。
次々と馬面の男たちによって頭部を破裂させられていく。
佑の目の前にもアリーナとの間に透明の壁がいつの間にかできていた。
壁の向こうで舞い上がる血しぶきに、佑は自分がみんなを誘導していればもう少し多くの男子を救えたのではないかと後悔する。
美女たちにも冷静になれない子がいた。
祈(いのり)と呼ばれた女の子は、破裂していく男子を見て震えていた。
周にいい加減に仕事になれるように注意はされるのだが、気が弱いようだった。
ここでハプニングが起こる。
翔哉がレース中の違反行為で失格処分を言い渡されるのだが、佑と守人の必死のアピールにより、何とか失格だけは免れたのだが、第二レースでハンデを背負う事となる。
第二レース開始まで、通過者は個室で過ごすことが命じられ、パートナーに案内されて部屋へと向かっていく。
周に案内された佑は、独房のような殺風景な部屋に入る。
そこには外界との通信手段や情報が入手できる手段は備わっていなかったが、普通に過ごすには問題ない場所だった。
佑は一人になり、一瞬気が緩んだのかこれから待ち受ける試練と死について考え出す。
自然と大泣きしてしまうのであるが…。
ドアが激しくノックされている。
佑はいつのまにか寝てしまっていた。
ドアを開けると、ところどころ服が破れている祈が泣きながら部屋に入ってきた。
息も絶え絶えで助けて下さいと…。
(4巻につづく)
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3巻感想
種を残すのに相応しい男子を選別するという大きな目的と、課される難題を解いていくという手段が明確なため、純粋に佑・守人・翔哉が生き残れるのかどうかを楽しむ作品。
選別試験に残れるのは一人となっていたので、三人は生き残れないとは思うのだが、何とか力を合わせてクリアして欲しい!
サバイバル感はこれからもう少しアップしていただけると、よりドキドキ感が出てきて良いと思う。
死に直面していることを実感し始めた新成人たちの恐怖感が今後より伝わってくることになるだろう。
かなり面白いので、早く続きが読みたいのが自分の印象だ。
美人どころの祈や周の活躍も期待したい!
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