君に愛されて痛かった18話を紹介していく!
自分への自信が無いかなえは、いつも相談している鳴海に連絡をとるも繋がらない。
鳴海は逮捕されていた。
寛への暴行で逮捕されたことは知らないかなえ。
学校生活では友達グループの内部で不穏な動きが起こっていた。
とみ子がかなえを快く思っていない。
一花がいなくなって、かなえが自然と目立ちだしたことが気に入らないのだ。
しかし逆にとみ子が浮いてしまう。
18話では鳴海はいなくなり、放課後の過ごし方がわからなくなったかなえ。
家での居場所が無いかなえが、寛とメールのやりとりをする中で、関係が進展していく話。
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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18話ネタバレ
かなえは、鳴海のことを思い出していた。
いつも話を聞いてくれた鳴海。
他の放課後の過ごし方を覚えていなかった。
家には帰りたくない…。
不慣れなショッピングセンターで時間を潰すも悪いことばかり考えるかなえ。
救われたのは寛がいることだ。
寛とのメールは鳴海がいない今、唯一の救いだった。
かなえは家が大嫌いだ。
母親がうるさすぎる。
英才教育の母親だが、中学時代のイジメがあってドロップアウト気味のかなえ。
かなえへの当たりはキツかった。
反動で弟が母親の餌食になっている。
弟は自分が勉強ばかりしなくては行けない理由は全部かなえのせいだと思っている。
この日も母親に罵倒され、弟に恨まれて、かなえの居場所は家には無かった…。
救いは寛とつながっているスマホを握りしめることだけ。
この日は寛へのメールが多いことに寛も戸惑っている。
弟からの恨み節を聞きすぎたかなえは滅入っていた。
何気なく寛に今度一緒に遊びに行こうとメールをする。
本当に行けるとは思っていない、苦し紛れの冗談のようなつもりで送ってみた。
「明日あいてる?」
寛から返信が来た!
(19巻につづく)
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18巻感想
かなえの家での居場所がない理由については、憶測で表現しているが、イジメが原因で勉強も上手くいかなかったのだろう。
不登校になっていたのなら内申点も低いし、希望の高校に行けなかったのかも知れない。
とにかく、かなえの家での地位は低い。かわいそうなくらいだ。
だから鳴海の存在は大きかっただろうし、まさか自分のせいで鳴海が逮捕されたなどとは夢にも思っていない今、その事実を知った時のかなえの感情はどんなものか全く想像できない。
寛に対する暴行については鳴海にキレるが、その原因が自分だと知った時の自分への負の感情を抑えることはかなえにはできないだろう。
さらに暴行を受けた寛も、鳴海がかなえと繋がっていると知れば、かなえに良い感情は抱かないだろう。
崩壊への道は伸びてきている…。そんな印象の回だった。
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