君に愛されて痛かった17話を紹介する!
一花が登校してきたが、完全に無視をするかなえたち。
かなえのグループ内での存在価値が向上してきていることを快く思わないとみ子。
17話では、とみ子のかなえに対する本音が飛び出す!
その本音を聞いた幼馴染の里虹の反応は?
さらに鳴海は警察に捕まっていた…。
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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17話ネタバレ
教室では、里虹がかなえに絡んで楽しそうにしていた。
かなえのスタイルを褒めてじゃれ合っている。
かなえは客観的に見て周りに愛されているように感じる。
その様子を一人、苦々しい顔で見ているとみ子。
とみ子は見た目自体かなり重量級であるため、容姿で褒められることはまず無い。
その時、かなえの胸が大きいと里虹が胸を揉むのだが…。
「とみ子ちゃんのも大きいんだから、私のばっかり触らないでよー」
何気ない一言。
里虹は、とみ子の胸は何段目が胸かわからないと悪気もなく言う。
場は盛り上がるのだが、傍らで微笑ましい顔をして見ているかなえに目が言ってしまうとみ子。
とみ子は自分が恥ずかしくなっていた。
放課後ファミレスに行き、他愛もない話をする四人。
好きな芸能人の話になり、かなえは芸能人に好きな人はいないと言う。
瑠奈がすかさず寛と言った。
寛は地元では有名人だった。
追っかけやSNSでも寛のことは良く投稿されていた。
かなえは自分に自信がないので、カワイイ子が寛に言い寄ってきたら自分に勝ち目は無いと急にショボくれる。
「乳じゃない?」
とみ子はかなえが他の女子に勝てるとすれば胸しか無いといった主旨の発言をする。
里虹がそれを聞いてとみ子を批判する。
かなえがチヤホヤされているのを気に食わないとみ子だったが、付き合いの長い里虹に注意され予想外にもうろたえた。
その様子にかなえがとみ子に謝る。
いつものかなえだ。
自分のせいでとみ子が怒られたと思ったのだ。
解散してとみ子と里虹が一緒に帰る。
二人は幼馴染なのだ。
「かなえと仲良くする必要ある?」
とみ子は言った。
もともとイジメられたのはかなえだし、一花に真っ先に付き従っていたのは里虹だと言った。
里虹は平穏に過ごしたいだけであり、もっと空気を読んで生きたほうが良いととみ子に言う。
とみ子は納得いかなかった。
もともと住む世界が違っていたのはかなえなのに、今ではグループの中心にいる。
常にグループの雰囲気を考えて空気を読んでいるつもりだったとみ子は、空気が読めないと里虹に注意されたことにも腹が立っていた。
コンビニでやけ食いをしながらイライラするとみ子だが一方でかなえも不安を感じていた。
顔が特別可愛いわけでもない、話が上手いわけでもない自分がこのまま寛とも友達とも上手くやっていける訳が無いと思っていた。
そんな時の出番は決まって鳴海だった。
でも今日は電話に出ない…。
街のコンビニで先輩を見つけるかなえ。
先輩に鳴海の居場所を聞くと、なんと逮捕されていた。
誰かを殴ったからだと…。
(18話につづく)
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17話感想
人間関係の難しさを表現している回だ。
特に若い頃はささいな事で火がつきやすい。
そして自分の存在意義を深く考える時期だ。
とみ子の気持ちもよくわかるし、里虹の気持ちもよくわかる。
かなえの自信の無さはトラウマが原因なので仕方が無いとして、そういった思春期から大人になるまでの心の成長過程を上手く表現している作品だ。
この回では鳴海が逮捕されていたことを知ったかなえ。
何が原因かは当然わからないのだが、寛を襲ったことがかなえの耳に入れば、間違い無く鳴海にキレるだろう。
複雑に感情が絡み合い出したが、きれいに解決できることはなさそうだな…。
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