君に愛されて痛かった16話を紹介していく!
かなえのせいで男たちから暴行を受けた一花。
不登校となったが、勇気を振り絞り登校するも、グループからは無視される状況になってしまった。
16話では、友達との仲を修復しようと必死の一花に絶望が訪れる。
また、平穏な学生生活を取り戻しつつあるかなえを、快く思わない人物が出てくるところまでが描写されている。
これから先、ネタバレ部分を含みます。
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16話ネタバレ
一花は保健室にいた。
保健室の先生は熱も無いし、昼休みまでに教室に戻るように言った。
一花は、もうあの空間に戻る気持ちは起きなかった。
瑠奈たちにシカトされてから、机に突っ伏してやり過ごそうとしていた。
そして一花は中学生の時の記憶を思い出していた。
バレー部にいた一花。
仲間とともに試合に勝つために自分の中では一生懸命部活に打ち込んでいたつもりだった。
ただ、実際は違っていた…。
仲間は、一花のことをウザがっていたのだ。
勝つことにこだわって熱くなっていた一花がめんどくさかったのだ。
昼休みになった。
保健室の先生は教室に戻るように一花を促す。
どうしても行きたくない一花だが、重い腰を渋々あげる。
先生は、友達と喧嘩したのであればジュースでも買って仲直りしてみなと軽くアドバイスする。
みんなが好きな飲み物とお菓子を買った一花は、半泣きの作り笑顔で友達に仲直りしたいと申し出る。
「必死だねー」
その一言を発してその場を去っていく。
もうだめだ、ヤバイと思った一花。
最後にかなえに話しかける。
「一緒に食べよう」
かなえは冷たかった。
他の友達の好きなお菓子は知っている。
かなえの分は買っていなかったのだが、かなえも一言だけ…。
「私の分は無いんだね。」
焦っている一花は、かなえにすがりつく。
今、かなえにも見捨てられたらいよいよ居場所が完全に無くなると思っている。
すがりつく一花にかなえは鬼の形相で一喝した。
「誰でもいいくせに!」
かなえたちは一花のことを話していた。
一花は完全に終わりだと話す瑠奈たち。
かなえはイラ立っていた。
自分を一番初めにイジメ出した張本人が、一番話しかけやすい自分に媚を売ってきたからだ。
里虹がかなえをフォローする。
かなえと瑠奈が好きなジュースをくれたのだ。
自分への優しさに感動するかなえ。
とみ子は自分の分は無いのか里虹に聞くのだが…。
「とみ子は自分で買いなよ」
とみ子は違和感を感じ始めていた。
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16話感想
一花の学校生活はほぼ終わってしまった…。
何か奇跡が起きない限り、一花はひとりぼっちだろう。
中学校時代のトラウマを抱えていた一花は人より何倍も友達付き合いについて神経を張り巡らせていたに違いない。
気を使いすぎたことでかなえをイジメて結果自分に帰って来てしまった。
自業自得なのかも知れないが、少しかわいそうだと思った。
そして、とみ子の様子がおかしい。
察するにかなえのグループにおける立場が向上していることが気に入らないのだろう。
人間関係の難しさを表現する回だと思った。
かなえは自分に自信が無いのだから、全面的に先頭を切る人間ではない。
かといってからかうようなタイプでもない。
グループの2番手3番手で可愛がられるタイプなのかも知れない。
ひとりぼっちになるのは嫌だけど、ひとりでも問題ないタイプが世を生きる上でもっとも得するのかも知れない。
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