不貞の轍４巻「ネタバレ感想」佐々木課長の目論見は一体何なのか？

不貞の轍４巻をご紹介する。
婚約者の弘夢に別れを告げられた由佳乃は、原因となった盗撮動画を撮影した犯人を探していた。
康生が犯人だと思っている由佳乃であるが、康生は否定。
康生は自宅で何者かに刺されてしまう。

咲希はキャバクラ店長の飯岡を上手く転がすことに成功し、由佳乃とのハメ撮りを撮ってくるように指示を出す。
何も知らない由佳乃は飯岡が来るとも知らず、咲希と食事に行く約束をするのであった。
ここまでが前巻のあらすじである。

４巻では、佐々木が縦横無尽に動き回る。
また監禁されている康生が救出される展開。
それでは４巻をお届けする！

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４巻ネタバレ

変わらず康生から連絡のないことに苛立つ由佳乃であるが、康生は自宅で監禁されている。
返信などできるわけもない。
康生のもとに目出し帽の犯人がパトロールと称して舞い戻ってきた。
康生のスマホをチェックし、由佳乃からのメールを確認すると、「犯人は俺だ」と返信する。
その返信を見て由佳乃はやはり犯人は康生だと確信。
直接話をして決着をつけようとするのだ。

康生の自宅の住所を咲希が知っているかも知れないと、由佳乃はメールをするのだが、咲希も住所は知らなかった。
ただ、由佳乃が困っている状況であることを把握した咲希は喜び、康生にメールをする。

場面は変わり、システム開発部の下賀谷。
なぜか由佳乃と康生の盗撮動画を自宅で見ており、興奮している。
その時、自宅に訪問者が現れる。佐々木であった。

佐々木は、下賀谷と仲良くなりたいという理由で自宅を訪れた。
気を利かせビールを振る舞おうとキッチンに向かうのだが、なぜか背後から佐々木が下賀谷を抱きしめる。
慌てる下賀谷に気持ちが高ぶったと謝る佐々木。
そしてリビングで下賀谷のPCを触ろうとするが、そこには由佳乃の動画が入っており、慌ててPCを取り上げる下賀谷。
佐々木の訪問の意図は掴めないが、少しずつ近づいてやるという気は見える。

その頃、監禁されている康生は、自分のスマホを何とか手にする。
来ていた咲希へのメールに助けを求める返信をする。
康生のピンチに気がついた咲希は住所を聞き出し、救出に向かう。
康生は咲希により、監禁を解かれ介抱してもらう。

最後の場面は飯岡が登場する。
由佳乃とのハメ撮りをなんとか成功させないといけない飯岡は、そわそわしながらガソリンスタンドの仕事をこなしていた。そして駅に向かう由佳乃を遠目で見つめる佐々木が登場し、４巻は終わる。

（５巻につづく）

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４巻感想

当初から下賀谷と仲良くなろうという気持ちを見せていた佐々木だが、下賀谷に接触する動機が今の所見当たらない。
今後下賀谷という男が、この作品にどう関わっていくかは非常に興味深いが、ただ単に佐々木は本当は男が好きで、そのための伏線ですみたいな展開だけは勘弁して欲しい（笑）

一方で、咲希が康生を救う展開になるとは予想もしなかったし、康生が襲われた理由もいまだにわからないが、康生を襲ったのはおそらく佐々木だろう。これまで登場していなかった人物であれば話がややこしくなりすぎる。
下賀谷という考えもあるが、彼が犯人であればその理由もわからない。
やはりわからないことだらけなだけに、早く続きを読んでみたいと思った。