種人ダービー「１巻ネタバレ・感想」晴れの成人式はオスの選別試験に変わっていく…。

成人式を迎えた幼稚園からの同級生３人が、優秀な男しか子孫を残せないという国策に巻き込まれていくサバイバルホラー。

佑（たすく）・守人（もりと）・翔哉（しょうや）の３人は種馬ならぬ種人になるための選別試験に勝ち残ることができるのか！？

種人の資格を得ることができずに不適格となったも者には「死」あるのみ。

サバイバル系が好ましい読者にとっては興味を惹かれることになるだろう作品。

優秀なオスを決めるために３人に課される試練の内容とは何なのだろうか？

じっくりと読んでいこうと思う。

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「種人ダービー」はまんが王国先行配信作品

１巻ネタバレ

冒頭、馬の被り物をした男が登場し、顔が破裂する男が現れるグロい展開。

「生き残れない男性に子孫を残す権利はございません」

女が言った。

場面は変わり、冒頭の一時間前。

河川敷で成人式を前に集まる幼馴染の３人の青年。

佑（たすく）・守人（もりと）・翔哉（しょうや）の３人だ。

幼稚園からつるんでいる。

成人式の会場に到着し、振り袖姿の女の子に興奮する３人。

会場入り口は男女が別れていた。

このご時世不思議な感じがするものの、支持に従い男性の入り口に向かう３人。

通路を進んでいくと、きれいな女性が通路脇に複数人立っている。

そして案内をしてくれる女性は細身のとびきりの美人だった。

成人式会場はVR使用になっており、華やかな模様。

そして突然スクリーンに馬の被り物をした男が登場する。

「それではここに種人ダービーの開催を宣言する」

突然男は言いだした。

種人ダービーは今の世界情勢を見て、これから過酷な環境になっていくことを予想した政府が、優秀な遺伝子のみを国内に残していこうとする政策の一環だった。

種馬のように優秀な遺伝子のみを後世に残すことで、国内を繁栄させていこうとする施策だ。

その話をまともに聞く耳も持たないヤンキーの集団は、脱出を試みるも、屈強な軍団により体を拘束され、薬物投与により頭が破裂する。

要するに優秀な遺伝子でないと判断された場合、殺処分されるのだ。

会場がピリッとする。

そして種人ダービーの第一レースが始まる。

第一レースは運命のパートナー探しであった。

主旨は、自分の運命の人を多数の女性の中から見つけるというものだが、その女性は誰なのかのヒントは手のひらで輪っかをつくると現れる残像から判断するというものだった。

制限時間は５分。

実際に佑が輪っかをつくると、女性の姿が浮かび上がる。

黒髪のロングに腕にアザがある女性だった。

レースがスタートする、VRにもかかわらずはっきりと肌の質感を味わえる女性がたくさん目の前に現れる。

運命の女性を見つけたら抱きつき、その女性だと申告すればOKだ。

ハーレムみたいな状況に興奮する多数の成人男性。

「みんな死ぬ気で本物の愛を探してね」

（２巻につづく）

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１巻を読んだ感想

優秀な遺伝子を残すみたいなサバイバル漫画は結構あるが、リアルに死ぬけどゲーム感覚のような設定がとても面白かった。

晴れの成人式で突然、人間の選別が行われる展開に、幼馴染３人はどういった行動をとるのか！？

この漫画は今の所「まんが王国」で先行配信しているが、タイトルも内容も面白いので、早めに目をつけておくべき作品かも知れない。

種人ダービーを勝ち抜くことを目的の漫画なのか、このような苛烈なゲームを催す主催者を叩くのか、現時点ではわからないが、ゴールについてはいかようにでも面白くできる可能性を秘めていると思う。

グロさを取り除けば、深夜のTVでも十分楽しめそうなストーリーだと思う。

期待して２巻を読んでいきたい！