「こんな人生は絶対嫌だ」８巻ネタバレ・感想！ホームレスになった男。その理由は何だったのか…。

「こんな人生絶対嫌だ」８巻をお届けする。

ホームレスの日野。なぜホームレスになったのか、そしてこれからの転落人生とは…。

ホームレスへの理解や、どうしてホームレスになってしまうのか。そこを知るにはこの作品を読むことでわかるのかもれない。

この作品を普通に読むことができる人はホームレスとは無縁な訳で…。

８巻始まります。

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８巻ネタバレ

河川敷の高架下、一人のホームレス。

割としっかりとしたほったて小屋には、妻と子供らしき写真が飾ってある。

男の名は「日野芳雄」（５２）だ。

彼は足が悪い。引きずりながら街に出る。

神社の境内で休憩しながら、昔のことを思い出していた。

日野にまだ家族がいた時、職を失った日野は職探しをしていた。

職探しから帰ってくると、妻子はいなくなっていた。

そして食卓には離婚届と結婚指輪が置かれていた。

妻の恵は、小林という男のところへ転がり込んでいた。

日野と小林は面識がある。

小林の家に日野がやってきた。

泣きつく子犬のように恵の名前を呼ぶ日野。

職も見つけるからもう一度チャンスをくれと懇願している。

「もうダメなの。ごめんなさい。離婚して下さい」

その言葉で日野はキレた。

恵を殴る日野。

いつもこうらしい。

「クズ…！！二度と顔見せないで！」

恵が叫ぶ。

止めに入る小林も殴る日野。警察沙汰になり逮捕されるのであった。

そんなことを思い出している。

場面は変わり、とある居酒屋。

店主とおかみさんが仕込み中だ。

勝手口のドアノブが動いた。店主はおかみの真奈美に隠れていろと指示する。

そこに日野が現れる。

何回も顔を出している様子の日野。

店主はもううんざりしているようだった。

日野は「同じ女を愛した者同士じゃないですか」と言った。

日野はかつて職を失って離婚されたあと、この店に雇ってもらったようだ。

しかしこの店で出会った真奈美を店主に奪われて、今のホームレスになったらしい。

店主は日野に負い目があるのか、これで最後にしてくれと、一万円を日野に渡す。

不敵な笑いを浮かべ、日野は店を後にした。

日野は足は痛いが満足していた。今日は豪華な夕食になりそうだからだ。

河川敷を歩いていた時、大きな石が足元に転がってきた。

学生らしき子供が、日野に石を投げつけて来ているのだ。

日野の右側頭部に石が命中した。日野は倒れて出血してる。

日野は心で叫んだ「俺はどこから間違えた…」

ほったて小屋に戻るも頭はどんどん痛くなってくる。酒を飲んでごまかすも自然と涙が溢れてくる。

情けない自分に泣いていた。

（９巻につづく）

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８巻感想

ホームレスの話に突入した。

ホームレスは当然一人ひとり事情があるだろう。

ホームレスになりたくてなった人はあまりいないだろうが、世間と隔絶したい人は自らホームレスになる人もいると聞いた。

みんな様々な事情を抱えてホームレスになっているのであり、人権が無いわけでは全く無い。

ちょうどこの記事を書いている時、とあるYouTuberがホームレスは死んでもいいといった趣旨の発言をして炎上していた。

そういう思想の人は少なからず、一定数いるだろうし、永遠にいなくならないと思うが、なぜホームレスになったのか。何を考えてホームレスをしているのか全く知らない人に限って差別するのだと聞いた。

確かにそれは、一理あると思う。このホームレス編を読んでみてこの日野という男の人生を深く見ていきたい。

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